右わき腹の痛みの原因や疑われる病気!発熱や黄疸、激しい痛みを伴う場合は?

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右のわき腹から右の背中にかけて痛みを感じる場合は
ちょっとした打撲や筋肉痛であれば問題ないのですが

激しい痛みであったり、発熱を伴ったり、
黄疸(おうだん)が出たりする場合は
病気の可能性があります。

どのような病気が疑われるのか紹介しますので
自分に当てはまるかどうかチェックしてください。

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右のわき腹の痛みに発熱が伴う場合

腹膜炎

腹膜は腹壁の内側と腹腔内にある臓器
(胃、腸、胆のう、すい臓など)の表面を
覆っています。

ここに炎症が起こることを腹膜炎と言います。

そして短期間で急速に起こるものを
急性腹膜炎、長期間に続くものを慢性腹膜炎
いいます。

急性腹膜炎の症状は腹痛、発熱に加えて
頻脈、腹部全体の腫れ、ショック状態が見られます。

原因すい炎、胆のう炎、虫垂炎、憩室炎、
卵巣炎、子宮内膜症の炎症が腹膜に波及したり

腸閉塞腸管膜動脈閉塞症、流産、妊娠中絶
きっかけに起こることもあります。

また潰瘍ガン、臓器の破れ、手術後
吻合(ふんごう)部がくっつかなかったためなどの
理由で臓器から内容物が漏(も)れ出し
それが腹部を刺激して炎症を起こすこともあります。

慢性腹膜炎腹痛、微熱の他に食欲不振、
全身倦怠感、腹水などの症状が現れます。

原因は急性腹膜炎が治り切らずに慢性化する
こともありますが

病気や手術が原因となって慢性腹膜炎を
発症することがほとんどです。

また胆汁腹膜炎の可能性もあります。
症状は激しい腹痛、腹部の腫れ、おう吐
発熱などを引き起こします。

原因胆石症、胆管症、胆のう炎などが悪化して
炎症したために胆のうや胆管に穴があき

胆汁が漏れ出したために細菌が腹膜に感染して
起こります。

急性ウイルス肝炎

肝炎ウイルスの感染によって肝臓に炎症が
起こるものをウイルス肝炎といいます。

肝炎ウイルスに感染すると1~6ヶ月の
潜伏期間を経て発症します。

最初は頭痛のどの痛み発熱などのかぜに
似た症状が現れて

続いて褐色の尿が出るようになり
食欲不振、吐き気、おう吐、全身のだるさ
黄疸、皮膚に発疹が現れることもあります。

また肝臓が腫れるのでわき腹を押すと
痛みを感じます。

急性ウイルス肝炎は感染したウイルスの
種類によってA型(40%)、B型(25%)
C型(10%)の確率で発症しますが
D型、E型はまれに発症します。

急性膵炎(きゅうせいすいえん)

上腹部から背中、ときに肩にかけて
激しい痛みがおこります。

この痛みは前屈すると軽くなるため
エビのような姿勢になるのが特徴です。

おう吐や発熱、下痢、腹部のはった感じが
あります。

症状が重くなると脱水症状になり
血圧が下がり、ショック、意識の低下、
頻脈(脈が速くなる)、チアノーゼなどが
現れます。

最初は症状が軽くても急激に重症になることが
あるのですぐに受診するようにしましょう。

急性膵炎の原因の40%はアルコールです。
体調が悪いときにアルコールをたくさん飲んで

脂肪分の多い食事をとることがきっかけで
起こることもあります。

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右わき腹の痛みと黄疸が出た場合

胆石症

胆道に結石ができる病気を胆石症といいます。
胆汁の成分が胆道の中で固まると胆石になります。

胆石ができた人の3分の2は無症状ですが
残り3分の1には胆石発作と呼ばれる

激しい痛みが右上腹部に走ります。
(右肩、背部、胸部に及ぶことも)

また腹部膨満、吐き気、黄疸などの
症状もみられます。

胆石の成分別にみると
コレステロール胆石、
黒色胆石、ビリルビンカルシウム胆石
などが多くみられますが

近年は70%がコレステロール胆石です。

コレステロール値を上げる脂肪分の多い食事を
とったり、ストレスや生活習慣の乱れが
原因となる場合があります。

うっ血肝

心臓への血液の戻りが悪くなるため
肝臓に血が溜まってしまう症状です。

軽い黄疸や肝臓の痛み、全身のむくみ、
腹水、心臓肥大、呼吸困難、
チアノーゼなどの症状をを起こします。

急性心不全によるうっ血では肝臓が
急速に肥大し、肝臓の被膜が
急速に伸びて、右上腹部に痛みが生じます。

原因は心筋梗塞、胸膜炎、心筋梗塞、
肺梗塞、バッド・キアリ症候群、
弁膜症や心筋症などによって

心臓の働きが低下した時に静脈血が
心臓に送られずに肝臓に血液がたまることです。

肝がん

肝がんは非常に多いがんで全てのがんの
1割程度を占めます。

年間の肝がんの死者は3万人を超えており
男女比は2対1で男性に多くみられます。

肝がんは肝臓から発生する原発性肝がん
他の臓器が転移した転移性肝がんがあり
腹痛があるのは原発性肝がんです。

原発性肝ガンの90%は肝細胞がんですが
初期には自覚がありません。

進行すると肝臓の腫れ、腹水、右上腹部の圧痛、
右上腹部のしこり、黄疸、胸部や首、肩、
腕に赤く盛り上がった斑点がみられる
クモ状血管腫などの症状もみられるようになります。

胆のうがん

胆のうと胆のう管に発症するがんです。
60~70代の女性に多い病気です。

初期は無症状のことがほとんどですが
胆石症を合併していると

胆石による腹痛や発熱が現れることがあります。

進行してくると右わき腹の鈍痛
外から触るとわかる胆のうの腫れ、黄疸
食欲不振、吐き気、おう吐、腹部の膨満感
現れます。

原因は胆石症と合併して発症するケースが
40~75%と言われますが

胆石と胆のうがんの直接の因果関係は
証明されていません。

右わき腹の痛みと発熱・黄疸が出た場合

肝膿瘍(かんのうよう)

肝臓の中に膿(うみ)がたまる病気です。
細菌が原因の化膿性肝膿瘍
赤痢アメーバが原因のアメーバ性肝膿瘍
ありますが

日本では90%化膿性肝膿瘍です。

化膿性肝膿瘍は40℃に近い発熱悪寒、
右上腹部痛、黄疸、肝臓の腫れ、倦怠感、
食欲不振、体重減少、貧血などがみられます。

進行するとショックや敗血症、多臓器不全を起こし
命の危険にかかわることもあります。

また胆石症や膵(すい)・胆道のがん、
虫垂炎、大腸憩側室にともなうもの
敗血症に続いて起こるものなどがあります。

原因は細菌、真菌、寄生虫による感染で
引き起こされます。

急性胆管炎(きゅうせいたんかんえん)

胆管に炎症が起きたもので
悪寒発熱、右上腹部の痛み、
黄疸などが代表的な症状です。

重症化すると
急性閉塞性化膿性胆管炎となり
敗血症やショック症状、意識障害を起こし
亡くなる可能性もあります。

原因は胆管が胆石やがんによって
閉塞したために胆汁のうっ滞が起こり
そこに腸内細菌である大腸菌や嫌気性菌
などが感染して炎症が起こります。

急性胆のう炎

食事をして3~4時間後に吐き気やおう吐、
上腹部痛、悪寒、高熱が起こります。

黄色い液を吐いたり、尿の色が茶褐色に
なったり、黄疸や右上腹部に強い圧痛が
ある場合もあります。

急性胆のう炎の90%は胆のうから胆汁を
導く胆のう管が胆石でふさがれて起こります。

胆汁は胆のうの中で濃縮され、そこに
腸内細菌である大腸菌や嫌気性菌が感染して
炎症が起こります。

右わき腹の痛みが激しい時

尿管結石

背中からわき腹にかけての突然の
激しい痛みが間をおいて起こります。

(わき腹の痛みは左右どちらも起こる
可能性があります)

冷や汗、吐き気をともない、背中に鈍い痛み
走る場合もあります。

ときには頻尿残尿感、血尿などもみられます。

結石が小さいと無症状の場合もありますが
結石で尿管が傷つき、細菌感染が起こると
発熱します。

尿管結石の痛みは陣痛と同じくらいと
言われるほどの激しい痛みで特に

男性にかかりやすい病気です。

原因は欧米化が進んでいる食生活にあると
言われています。

まとめ

以上右わき腹の痛みで疑われる
病気についてお伝えしました。

症状から判断して

●腹膜炎・急性ウイルス肝炎・急性膵炎
胆石症・うっ血肝・肝膿瘍・
急性胆管炎・急性胆のう炎

消化器外科、消化器内科、消化器科、内科

●肝がん・胆のうがんは
消化器外科

●尿管結石の可能性が高い場合は泌尿器科
受診してください。

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