食後の歯磨きのタイミングと朝の歯磨きは起きてすぐ(食前)と食後のどちらが良い?

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あなたは歯磨きをする時は食後すぐか、ある程度時間が
経ってからのどちらですか?

また、朝起きたらすぐに歯磨きをするのか、
それとも食後に磨きますか?

一般的なのは食後すぐと朝も朝食を食べてからという人が
多いと思いますが

実はこの意見は歯医者さんや専門家でも意見が
分かれているのです。

どちらを信じて良いかわからなかったので
この際徹底的に調べてみました。

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食後歯磨きはすぐに?それとも時間が経ってから

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昔は学校の先生や両親、そして歯医者さんからも
食べたらすぐに歯磨きをしなさい」と言われた人も多いので

ご飯を食べたらすぐに歯を磨くのは常識と思っている人が
多いですね。

ですがこれをくつがえす説が海外の研究で発表されました。

飲食をした後の口の中は食べ物の酸によりアルカリ性から
酸性になります。

すると歯の表面のカルシウムやリンがだ液中に溶け出し
歯の外側にあるエナメル質が一時的に柔らかくなります。

それが再び硬くなるのに、約30~60分かかると言われているので
その前に歯ブラシで歯をゴシゴシ磨くのは良くないという主張です。

またその軟らかい状態の時に最近の歯磨き粉に
ほとんど含まれている研磨剤や発泡剤の入った
市販の歯みがき粉で磨けば

さらに歯のダメージが大きくなりますし、

本来であれば食後にたくさん出ているだ液を
歯磨きによって吐き出してしまうので

せっかくのだ液の効能を得ることができなくなると
主張する専門家も多いです。

この食後すぐの歯磨きが良くないという噂が広まったのは
10年位前からですが、反響が大きかったのは

2010年9月に放送されたNHK番組「ためしてガッテン」だと思われます。

それ以降「食後すぐの歯磨きは歯を傷つけるから良くない」という認識が
どんどん広まっていきます。

ですがそこに異を唱えたのが日本小児歯科学会でした。

この考えは虫歯とは異なる「酸蝕症」の実験結果から考察されたもので
一般的な食事をしている分には考えられないという結論です。

30分経ってから」ではなく、「食後は早めに歯を磨いた方がいい」
主張しました。

日本小児歯科学会「食後の歯みがきについて」

※酸蝕症とは、酸によって歯が溶かされてしまうもので
酸蝕症によって溶かされた歯のことを、酸蝕歯と言います。
虫歯も細菌の出す酸によって歯が溶かされる病気ですが、
こちらは原因が「細菌」なので、酸蝕症とは区別されています

日本小児歯科学会は「通常の食事の時は早めに歯みがきをして
歯垢(プラーク)とその中の細菌を取り除いて脱灰を防ぐことの方が重要です。
と主張しています。

「日本小児歯科学会が言っているならば食後すぐの歯磨きで
大丈夫なんだ~。」と思うかもしれませんが、

果たして本当なのでしょうか?

通常むし歯の原因であるプラークが歯に付着するのに
約8時間かかり、

プラークが固まり、歯ブラシで取れなくなるのに
約24時間かかると言われています。

つまりすぐに歯磨きをしないからといってプラークが取れなくなる
わけではありません。

またすぐに磨くことで虫歯菌などの細菌を取り除くと
学会は主張していますが

小さな子どもはともかく、大人であれば全ての人にいる細菌ですし、

毎日の歯磨きでも、歯医者で治療をしたとしても
完全に虫歯菌を除去することはできません。

また、食事をするとだ液が多く出でますが、
飲食により酸性になった口の中を中世にして
虫歯になりにくい状態にするのがだ液です。

たくさんだ液が出ている状態で食後すぐに歯みがきをして
だ液を減らしたり、30分後でも取れる歯垢を
取り除いた方が良いのでしょうか?

実際に学会が発表した後でも
「やはり歯みがきは食後30分以上経ってからのほうが
良い」と主張する歯医者さんや専門家は結構多いです。

口の中では通常アルカリ性が保たれていますが

糖を含む食品を食べる

口の中は酸性になり脱灰(=歯が溶ける)する

アルカリ性に戻ったら再石灰化

糖を含む食品を食べる
という順番を繰り返します。

※再石灰化とは脱灰で溶かされた歯の表面を、
だ液の成分であるカルシウムやリンで歯の表面の
エナメル質の結晶を新しく形成し修復するという現象です。

重要なのは口の中をアルカリ性に戻すことですが
だ液がなければアルカリ性に戻りませんし、

再石灰化にに必要な成分を行き渡らせることもできません。

つまり歯みがき粉ではなくだ液のおかげでアルカリ性に戻したり
再石灰化されるのに

食後すぐのだ液が多い状態で歯みがきをしても
本当に良いのでしょうか?

どうしても30分以上経ってからのほうが
虫歯予防に効果があるとしか思えません。

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朝の歯磨きは起きたらすぐ(食前)と食後どちらが良い?

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もうひとつ歯磨きで意見が分かれているのが

朝の歯磨きは
起きたらすぐに磨く

または
水分を摂ったり、ご飯を食べてから磨く

という問題です。

朝起きた時の口の中って自分でもわかるくらい
クサいのですよね。(って私だけ?)

この状態で健康に良いと言われている朝1杯の水を飲んだり、
ご飯を食べて良いのかといつも疑問に思っていました。

そこでこの問題でもネットや本を何十冊も読んで
調べてみたのですが

歯医者さんや専門家でも朝起きた時は
口の中に一番多く細菌がたまっているとは認めるものの、
実は結構意見が違うのです。

朝は食後に歯みがきをした方が良いという理由

食後に磨いた方が良いという専門家の意見は
食前に磨いて食後に磨かないならば口や歯についた
食べかすをキレイにしないまま外出するので、

細菌が繁殖し虫歯や歯周病に良くないという理由です。

また、どうしても細菌が気になるならば
食べる前に水でうがいをすれば細菌は
取れるから大丈夫という意見が多いです。

朝は起床後すぐに歯を磨いた方が良いという理由

実は寝ている時はほとんどだ液が出ないので
口の中で細菌が爆発的に増殖します。

その細菌数は便にたとえると10g分もの量と
言われています。

増殖した細菌が口の中にいる状態で水を飲んだり
朝ごはんを食べたりすると

その菌は一緒に胃の中に送り込まれてしまいます。

胃の状態が正常だと胃液に含まれる「胃酸」が
殺菌作用を働かせて悪い菌を退治してくれます。

ですが起床直後の胃が活発でない時に水や食べ物で
胃酸を薄めて、そこに細菌が入ってくるとなると

多くの細菌が胃の殺菌作用を通り抜けて腸に
達してしまいます。

そして腸では腸内細菌と口内細菌との闘いが
始まります。

このように胃や腸の粘膜が口内細菌で
傷ついたりすすると、その傷口に

細菌やウイルスが入ったりした場合に
病気にかかりやすくなる可能性が高くなります。

口内細菌を飲み込んで病気になるの?」と
思われるかもしれませんが

愛知県がんセンターの調査では

1日2回以上歯を磨く人が口の中や食道のがんになる危険性は
1回の人より3割低く

全く磨かない人のがんの危険性は
1回の人の1.8回2回以上磨く人の2.5倍であることがわかっています。

また同センターでは「口やのどには発がん物質とされる
アセトアルデヒドを作る細菌がいる」

「ただ歯磨きで細菌や発がん物質が洗い流されるので
朝晩しっかり歯磨きをしましょう。」とも言っています。

また起床後すぐの歯磨きはインフルエンザにも有効と
言われています。

インフルエンザウイルスは細胞内に侵入し増殖する際には
プロテアーゼという酵素が関与するのですが

そのプロテアーゼを発生しないようにすると
インフルエンザウイルスの増殖を防ぐことが
できると言われています。

そのプロテアーゼは口の中の細菌が作り出すので
歯磨きで細菌を減らせばプロテアーゼが少なくなって

インフルエンザは増殖できなくなり発症率が
下がると言われています。

このように起床後すぐに歯磨きをすすめるのは
寝ている間に増殖した細菌(特に悪玉菌)が

水を飲んだり、ご飯を食べることで胃や腸にまで
運ばれて病気になる可能性が高くなると
主張しているのです。

歯磨きは食後が良いという人も起床後すぐという人も
口の中の細菌が一番多いのが起床後というのは
認めています。

ただその口の中の細菌を悪玉菌もいるけど
善玉菌もいるので、それほど深刻に考えなくて
良いという考え(だから食後の歯磨きで良いという考え)と

病気に関わる細菌がいるので虫歯や歯周病だけなく
他の病気のことを考えると起床後が良いという考えに
分かれているのです。

ただやはり色々読んでみると起床後の歯磨きをするほうが
良いという主張の方が説得力あるような気がするのは
私だけでしょうか?

また、今後の実験や調査で口の中の細菌は

「それほど危険性が低い」、または
「危険性が高い」と結論が出た場合

危険性が低いと結論が出た場合は起床後でも食後の
歯みがきどちらでも安心ですね。

ですがもし危険性が高いと結論が出た場合、
起床後で磨いていた人は安心ですが、

食後の人は「今までずっと食後に磨いていたけど
大丈夫?」と心配してしまうはずです。

私はどちらにしても起床後にまず歯磨きをしておいた
方が安心と思い、

昔は朝ごはんを食べてから磨いていましたが、噂が出た
10年くらい前から起床後すぐ磨いていて
虫歯も歯周病も問題ありません。

「心配ならば起床後と食後2回磨けば?」という方も
いるかもしれませんが

朝は時間が無い人が多いと思いますし、
やはり朝2回して、昼(一部ですが)、夜と1日4回磨くというのは

磨き過ぎで歯の表面のエナメル質を痛めてしまう可能性が
高くなります。

 

食べかすが残っているのが気持ち悪いというのならば
時間があればデンタルフロスや歯間ブラシを使用して

時間が無い場合は歯医者さんに販売している
キシリトール100%のガムをかんだり、

それこそ水で「ぐちゅぐちゅ、ぺっ」と吐き出すだけでも
食べかすは取れるはずです。

私は食後はデンタルフロスを使用したり
ガムを食べます。

※市販キシリトールガムは100%ではないので
だ液が出るという意味では良いですが
キシリトールによる虫歯予防はほとんど効果が期待できません。
歯医者さんやアマゾンなどのネットショップで購入することを
おすすめします。

ただ歯磨きで一番大切なのは夜の歯磨きです。

ここでしっかり磨かないと寝ている間に歯垢ができて
固ってしまい虫歯になりやすくなるので、

念入りに歯を磨いてから寝るようにしましょう。

まとめ

今回は本当に時間をかけて色々調べてみました。

同じように歯に関して勉強しているはずなのに
意見が正反対になるのはおかしいなと思いながらも

海外では食後すぐには磨かず、朝も起床後に磨く国が
多いようです。

歯に関する海外の研究は歯の研究の先進国である
スウェーデンの場合が多いですが

本当にスウェーデンでは虫歯がある人が少ないですし
高齢者の歯の残っている本数も多いです。

一方日本は実は虫歯大国ですし、さらに
日本人の40歳以上の7割は歯周病と言われ

高齢者の歯の本数はかなり少ないです。

このように日本は歯に関する研究が遅れているので
本当に勉強熱心な良い歯医者さんもいますが

正しい歯磨き方法や虫歯予防の知識が
多くの歯医者さんに本当にあるのか疑ってしまいます。

(もしかすると知識はあるけど、虫歯が減ったら
患者が減り、売り上げも減ると考えているのでは?)

実際に日本では虫歯や歯周病など歯や口内環境が悪くなってから
歯の治療に力を入れていますが、

海外では予防歯科といって虫歯や歯周病などに
ならないように指導することに力を入れています。

このような状況ではやはり海外の最新の情報
(食後30分以降の歯磨きや起床後の歯磨き)を
信用してしまいますね。

もちろんどちらを信用するのかは人それぞれ自由ですが
虫歯大国と言われないように日本の医師会には

正しい歯の知識や歯磨きの指導法を広めて
将来虫歯や歯周病の患者数を減らしてほしいです。

 

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