免疫ビタミンLPSの効果と多く含まれる食べ物や食べ方のポイントについて

免疫力をアップさせるのは腸内環境を
整えるというのが大部認知されてきましたね。

そして腸内環境を整える成分としては
ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌が有名ですが

じつは免疫ビタミンとも言われる
LSP(リポポリサッカライド)は乳酸菌を
はるかにしのぐ免疫効果があると
言われています。

LPSとは何か?そしてその効果と
多く含まれる食べ物を紹介します。

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LSP(リポポリサッカライド)とは?

LSPの前に関連のある免疫について紹介します。

免疫には2種類あり、
生まれた時から備わっている自然免疫と
後天的に身につく獲得免疫です。

これまで免疫というと獲得免疫ばかりに
注目が集まっていて

自然免疫では抑えきれないインフルエンザや
風疹(ふうしん)など特定のウイルスや細菌などを
攻撃して病気の発生を防ぎます。

獲得免疫の種類はT細胞B細胞があります。

ですが獲得免疫が働くためには自然免疫の力が
欠かせないことがわかってきました。

自然免疫にはウイルスやガン細胞などを見つけては
処理をしてくれるNK〔ナチュラルキラー)細胞

体内侵入した病原体を捕獲して処理する好中球など
がありますが

中心的な存在がマクロファージです。

マクロファージは「マクロ=大きい」
「ファージ=食べる」という意味から
大食細胞とも称されていて
T細胞やB細胞に任せる前に

●ウイルスや細菌、ガン細胞などの病原体
●酸化した脂質
●変色したタンパク質などの老廃物
●ほこり

など体内にある不必要なもの全てを
平らげて処理する大食らいの細胞です。

そしてマクロファージには臓器や器官の
働きをサポートもします。

「腸は食べ物の消化吸収をする」
「肝臓は解毒をする」

といった働きがありますが

マクロファージはそうした生理的機能を
正しく行えるようにします。

つまり体の各臓器や器官が
正常に機能できるのも

マクロファージのおかげなのです。

さらにマクロファージは免疫細胞の中で
例外的な存在で、脳や肺、肝臓、腸、
骨、副腎、筋肉、皮膚に至るまで

全身のあらゆる組織に存在しています。

このように多様な働きで私たちの健康を
守ってくれているマクロファージですが

残念ながら苦手なものがあります。

それが「ストレス」です。

マクロファージはストレスに敏感で
ストレスが増えるほどその力が弱くなって
いくことが分かっています。

そこでマクロファージを助けてくれるのが
LPS(リポポリサッカライド)なのです。

LPSは植物由来のパントエア菌に由来する
一つの成分であり、植物が生育するうえで
必要不可欠な菌のひとつです。

このLPSを摂ることでマクロファージは
活性化します。

マクロファージの活性化とは
「いつでもすぐに働けるような状態に
整えておく」ということ。

活性化させておけば、病気を回避して
健康を維持できるのです。

このようにLPSを摂取することで
マクロファージを要とする

自然免疫の力がパワーアップして
多くの効果をもたらします。

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LPSの効果や効能について

LPSには現代人が陥りがちな生活習慣病の
予防から、

これまで薬に頼ることしかできなかった
病気の改善に至るまで様々な効果があることが
わかっています。

それでは具体的に紹介します。

①感染症の予防

インフルエンザやカゼ、O157などの
感染症を予防するには体内でその原因となる
病原体に悪さをさせないことです。

その手っ取り早い方法がLPSを積極的に摂り、
マクロファージを活性化させて
侵入者である病原体をむしゃむしゃと
食べてもらえば、病気にかからなくなります。

②骨粗しょう症予防

骨は絶えず破壊と形成が繰り返される
「骨サイクル」によって強度を維持しますが

年をとるにつれてサイクルに乱れが生じて
骨粗しょう症の引き金になります。

LPSは骨のマクロファージに働きかけ
このサイクルを促進して骨の若返りを
助けてくれます。

③糖尿病などの生活習慣病予防

終末糖化産物とも呼ばれるAGEs
身体を老化させて、

糖尿病はもとより、神経障害や腎不全などの
合併症も引き起こします。

AGEs糖化によって発生しますが
糖化の具体的例として

ホットケーキのようなタンパク質を多く含む
牛乳や卵に砂糖を混ぜて焼くと、

こんがりと褐色に変化しますが
この反応が糖化反応です。

体内のゴミであるAGEsを取り除くには
LPSを摂ってマクロファージの貪食機能を
高めることが大切です。

まだ動物実験段階ですがLPSの皮内注射をしたところ
糖尿病の発症が遅れたというデータや

人の実験でも明らかな血糖値の低下が認められたと
いう報告もあります。

④脂質異常症予防

脂質異常症とは血液中にLDL(悪玉)コレステロールなどが
過剰に増加している状態(いわゆるメタボ状態ですね)で、

そのまま放置すると動脈硬化の恐れもあります。

LPSはHDL〔善玉)コレステロールは減らさずに
LDL(悪玉)コレステロールだけを下げる働きがあります。

⑤ガン予防

人の体には1日約5,000個のガン細胞ができますが
それを排除してくれるのがマクロファージと
NK細胞です。

LPSはマクロファージだけでなく、NK細胞も
活性化させることがわかっています。

⑥アルツハイマー予防

アルツハイマー病の原因は老人斑を構成する
アミロイドβという物質が脳に溜まることです。

予防のためにはLPSを摂って脳のマクロファージである
「マイクログリア」の機能を活性化させることです。

⑦アトピー改善
アトピー性皮膚炎は獲得免疫のバランスが崩れることが
原因です。

そのアンバランスな状態を元に戻してくれるのが
LPSです。

⑧花粉症抑制

アトピーなどのアレルギー同様、
花粉症も獲得免疫のバランスが乱れることが
原因です。

動物実験では花粉症に対する抑制効果が
認められています。

⑨胃潰瘍抑制

LPSを摂ることで自然治癒力を担う
自然免疫の要となるマクロファージを
活性化させることで

ストレスなどが原因の胃潰瘍が軽減されます。

⑩美肌効果

LPSは病気にだけでなく美肌効果も期待できます。

LPSを摂ることで肌のマクロファージが活性化すると
肌の新陳代謝力が高まり、

肌のハリやツヤもアップします。

このように自分の自然治癒力、つまり自然免疫を
高めることによって、多くの病気の予防や改善、
美肌効果を得ることができます。


LPSを多く含む食べ物

LPSは植物由来の菌の一つなので
植物に多く含まれますが

とくにさまざまな微生物が共生する土壌で
育った野菜や穀類、豆類、さらには
微生物が多い海で採れる海藻、

そのほかごまやクルミなどの種実類や
スパイス類にもLPSが多く含まれるものも
ありますので具体的に紹介します。

野菜・果物類

レンコンやジャガイモなど土壌で育つ根菜類に
多く含まれています。

また明日葉にも多くのLPSがいることが
わかっています。

農薬や化学肥料を使うとせっかくの共生菌が
死滅して、LPSの含有量も減少します。

LPSは皮にこそ多いのでできればむかずに
そのまま食べることができる

有機や自然農法の野菜を選びましょう。

その他のLPSが多く含まれている野菜
トマト、カボチャ、長芋、大和芋、サツマイモ、
キャベツ、レタス、白菜、大根、ニンジン、
かぶ、ショウガ、ゴボウなど

穀類

お米であれば玄米にLPSが多く含まれています。

精製した白米や小麦ではLPS量はあまり
期待できません。

玄米が苦手な人はLPSを残しながら
白米のような食感が楽しめる「金芽米」が
おすすめです。

パンであれば発酵ライ麦パンを食べるように
しましょう。

パントエア菌で発酵させているのでLPSが
たっぷりです。

豆類

LPSが多い豆類は枝豆です。

特に「さや」におおくLPSが含まれているので
食べられる方はぜひ。

海藻類

海藻類はLPSが豊富でしかも完全無農薬という点が
おすすめです。

もずく、昆布、めかぶ、ひじき、あおさ、
わかめ、のりなど

昆布でひいた出しはLPSたっぷりです。

キノコ類

キノコ類は全般的にLPSの含油量が多いですが
その中でも最も多いのが「ひらたけ」です。

また、キノコにはβ‐グルカンという成分も
豊富に含まれいて、LPSほどではありませんが

マクロファージを活性化する成分の一つなので
2つの相乗効果で免疫力をよりアップすることが
期待されています。

乳酸菌

ヨーグルトなどの乳製品はLPSを含みませんが
唯一「カスピ海ヨーグルト」だけは別です。

カスピ海ヨーグルトはクレモリス乳酸菌と
酢酸菌の混合ヨーグルトです。

その酢酸菌にLPSが存在しています。

カスピ海ヨーグルトはスーパーなどでも
販売していますが

一度作ったヨーグルトの種菌を使えば牛乳を足すだけで
またカスピ海ヨーグルトを食べることができます。

種実類

ごまに多くのLPSが含まれていますが
ナッツ類ではクルミが多いです。

 

茶類

ウーロン茶のように発酵させたり、
茶葉を高温で煎るほうじ茶などは
LPSが分解してしまう可能性が高いので
おすすめできません。

効果を得るには無農薬栽培された
緑茶などの不発酵のお茶にしましょう。

香辛料

ターメリックやナツメグ、クローブなどの
スパイス類はもともと根茎や実ですから
LPSが多いというのは納得できますね。

トウガラシやコショウなどにも多く含まれています。

LPSを効率よく効果的に摂るための食材選び方や料理、食べ方のポイント

せっかくLPSを多く含む食材を買ってきても
調理や食べ方で効果が無くなる可能性もありますし

食材の組み合わせや食べ方によって効果を
高めることもできます。

①LPSと乳酸菌を一緒に摂ると相乗効果

乳酸菌もマクロファージを活性化させてくれますが
LPSと一緒に摂ることで、その働きが
より効率的になることがわかりました。

また、マクロファージだけでなく
がん細胞の死滅に有効なNK細胞も
活性化してくれます。

先程紹介したカスピ海ヨーグルトは
LPSだけでなく乳酸もふくまれていますから
理想的な食べ物ですね。

その他にも今話題の乳酸キャベツ(ザワークラウト)や
キムチなどもおすすめです。

②野菜は皮ごと食べる

LPSは皮にこそ多く含まれています。

どうしても農薬などのことを気にして
皮をむく人も多いと思うので

できれば無農薬の野菜を、そして
通常の野菜であればしっかりと洗ってから
食べましょう。

野菜をごしごし洗う程度ではLPSは
失われません。

③自然豊かな土壌で作られた旬の食材

化学肥料や農薬をまくと、土壌細菌がいなくなり
植物に含有されるLPS量も低下しますので

無農薬野菜を選ぶようにしましょう。

料理をする時のポイント

①長時間の加熱はLPSが壊れる

LPSは熱に弱いです。
何時間もかけて煮込んだり、長時間オーブンに
入れるなどの調理は避けた方が良いです。

生のままサラダにして食べることが
おすすめですが

さっと炒めたり、さっと焼いたり、
短時間煮込む程度ならばLPSは破壊されません。

②焦げ目がつくような加熱もダメ

料理に焦げ目がつくほどに高温で加熱するのは
完全にアウトです。

LPSが壊れるのはだいたい180℃以上ですので
揚げ物やオーブンでこんがり焼くなどの
料理はダメです。

③お酢やレモンを入れての加熱も避ける

LPSは酸性状態での加熱に弱いので
お酢やレモンを入れて加熱はさけましょう。

サラダなど生の状態で食べる場合は
問題ありません。

④電子レンジは高温にならないように

温度は180℃以下であれば大丈夫です。

⑤油も高温を避ける

LPSと油の相性は悪くないですが
高温での料理、特に揚げ物はNGです。

⑥調味料のNGはなし

マヨネーズやケチャップ、オイスターソースでも
LPSは損なわれることはありません。

⑦長時間水に浸けるとLPSが溶けだす

ジャガイモやレンコンはカットしてから
水にさらしますが

長時間そのまま放置しないようにしましょう。

ですが素材を漬け込んだ水を一緒に食べるという
場合はOKです。

例:干しシイタケなどの乾物を戻した水をス―プで
使用するなど

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まとめ

最近は健康や美容のために腸内環境を改善して
免疫力をアップしようと

テレビ番組や雑誌などでも取り上げられていますが

流行りの乳酸菌よりもおすすめなのがLPSです。

まだまだ認知度は低いですが
紹介した食材を意識して正しく調理をして

健康に、そしてキレイになりましょう。



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