虫垂炎(盲腸)の原因はストレス?初期症状や治療法、かかりやすい年齢は?

虫垂炎(盲腸)は単なる腹痛と思って
そのままにしておく人が多いですが、

放っておくと重症化して亡くなる方もいるほどの
病気です。

虫垂炎の考えられる原因や症状、かかりやすい年齢
そしてどのような治療法なのかについて紹介します。

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虫垂炎(盲腸)の原因はストレス?

盲腸は正式名称ではなく、実際は
急性虫垂炎(きゅうせいちゅうすいえん)が正しい病名で、

虫垂炎とは虫垂に炎症が起きている状態です。

虫垂とは右下腹部にある盲腸から出ている
細い器官のことで、

虫垂炎が盲腸と呼ばれるのは
昔盲腸に炎症が起きていたと誤って考えられて
いたためと言われています。

画像引用:東京都こども医療ガイド

虫垂炎の原因といってもひとつではなく
いくつか考えられます。

虫垂炎(盲腸)の考えらえる原因

 細菌やウイルスが虫垂に感染する
 虫垂に糞石と呼ばれる便が固まった物や
異物が詰まる
 暴飲暴食
 過労やストレス
 便秘

このように色々な原因が考えられるのですが
虫垂炎にかかった時に「ストレス」「暴飲暴食」などと
原因を特定することは難しいです。

ただ過度のストレスや疲労は身体の自己免疫機能を
低下させ、

それによって細菌やウイルスが繁殖しやすい状況が
できあがるため、

虫垂炎にかかりやすいのではと言われています。

これらの原因により糞便、異物などが虫垂の入口を
塞ぐようになったり、狭くなったりすることにより
虫垂の内圧が上昇して血行が悪くなります。

そこに細菌やウイルスが侵入して感染を起こし
急性の炎症が起こると考えられています。

また、昔は「スイカやブドウの種を飲み込むと
盲腸になる」
などと言われていたこともありますが
これは迷信です。

果実の種の誤飲と虫垂炎の発症との間に因果関係は
ありません。

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虫垂炎(盲腸)にかかりやすい年齢

虫垂炎にかかりやすいのは10~19歳が最も多く
全体の8割程度と言われています。

この年代は自分で判断できるのでそれほど問題は
ありませんが、

5歳以下や高齢者のかかる割合は低いものの
かかった時には注意が必要です。

特に乳幼児は虫垂突起の壁が薄いため
一度炎症が起きると防御機能が未発達であることから炎症の進行度が早く、

腹膜炎になる場合があります。

また、腹痛の症状や部位を的確に表現できないことも診断を難しくし、
病状を進行させてしまう場合が多いです。

一方高齢者は痛みに鈍感な場合が多く、
初期の痛みには耐えてしまうので、

病院に行った時には症状が悪化していて
腹膜炎になっていたということがあります。

虫垂炎自体はそれほど怖い病気ではないのですが
症状が悪化すると大変ですので、

次に紹介する初期症状で確認して
どれかに当てはまるようでしたら

すぐに病院で診察してもらいましょう。

虫垂炎(盲腸)の初期症状

虫垂に炎症が起こると最初は
胃の辺りに不快感を生じることがあります。

この時にすぐに「盲腸かも?」と
思う人はほとんどいませんが、

後で振り返ってみると胃の調子がおかしいのではなく
虫垂炎の初期症状だったということがあります。

多くの場合は下腹部の中心から右側に徐々にチクチクした痛みが移動していきます。

具体的にいうと
おへそから右の腰骨まで線を引いて
腰骨に近い方から3分の1の場所です。

医学的にはマックバーニー点といいます。

マックバーニー点

マックバーニー点

 

虫垂炎(盲腸)の痛みの特徴は

 しばらく痛みのある部分を押えた後に急に
手を離すと痛みが強くなる

 飛び跳ねて着地した際にこの部分
(マックバーニー点)に痛みが出る

虫垂炎の痛み以外の症状

 食欲がなくなる
 吐き気がする
 発熱する

これらの症状ががある場合は
虫垂炎を疑うようにしてください。

※まれに左側の下腹部が痛くなったりすることが
あります。

虫垂炎(盲腸)は単なる腹痛ではなく
激しい痛みを伴うので、いつもの腹痛と違うと思ったら
すぐに病院に行くようにしてください。

痛みも個人差があり、先程紹介したように
高齢者は痛みに鈍感な場合が多いので

異常を感じたら診察を受けるようにしてください。

虫垂炎(盲腸)の治療法と入院期間に関して

虫垂炎(盲腸)と言われるとすぐに
手術しないと治らないと思いがちですが、
必ずしもそうではなく3段階に分けられます。

① カタル性虫垂炎

急性虫垂炎の中で一番症状が軽く、
抗生剤の投与で治療が可能です。

ただ虫垂に糞石がある場合は薬で炎症が
治まった後も再発の可能性があるので

手術を勧められる場合があります。

特に妊婦の場合は虫垂が破裂した場合の
胎児への悪影響を及ぼすことが考えられるので
手術を勧められます。

また乳幼児も炎症の進行度が早くて
重症度が判断しにくい為手術になる場合が多いです。

② 蜂窩織炎性虫垂炎(ほうかしきえんせいちゅうすいえん)

うみが虫垂のなかに充満している状態で、
ここからは手術が必要ですが

程度としては中くらいの症状になります。

③ 壊疽性虫垂炎(えそせいちゅうすいえん)

これは急性虫垂炎の中で一番ひどい状態の虫垂炎
虫垂組織が壊死(えし)しており、
うみで破裂しそうな場合が多いです。

この状態を放置すると腹膜炎になる可能性があります。

虫垂炎の手術は2つの方法があります。

① 開腹手術

以前から行われていた手術法で
虫垂のある付近を約5cm開腹します。

その後炎症を起こした虫垂の根元をしばり
虫垂を切り取ります。

最後に傷口を縫い、お腹を閉じます。

入院期間は10日前後の場合が多いです。

② 腹腔内視鏡による手術

お腹に小さな傷口を3つ程開け、
そこからカメラと器具を入れて虫垂を切り取ります。

開腹手術よりも負担が少なく
入院期間も1週間程度ですみます。

ただし虫垂炎がひどくなり、腹膜炎を伴う場合は
開腹手術になります。

まとめ

虫垂炎(盲腸)は初期症状であれば
危険な病気ではありません。

ただし放っておいたり、
乳幼児やお年寄りがかかると

重症化する恐れがあるので

通常の腹痛と違うと感じたり

お子さんの様子がいつもと違うと
感じた場合はすぐに病院で診察してもらいましょう。

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