脳卒中の種類別の症状や特徴!脳卒中、くも膜下出血、脳出血の中で一番多いのは?

現在日本人の死因の3位は脳血管疾患で、

脳動脈に異常が起きることが原因でおこる
病気の総称です。

その脳血管疾患で最も知られているのが
脳卒中ですが、

脳卒中の中でも血管が詰まって起こる脳梗塞
血管が破裂して起こる脳出血など

色々な種類があります。

脳卒中の症状や特徴、そして脳卒中にはどのような
種類があるのか、

また後遺症や脳卒中で倒れた人への
対応についてお伝えします。

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脳卒中

脳卒中の症状と特徴

脳には4つの脳動脈があり、この動脈の一部が
詰まったり、破れたりして血液が運ばれなくなると

●半身がしびれる
●手足がマヒする
●ろれつが回らない
●意識が無くなる
●呼吸が乱れる

などの症状が現れ、これを脳卒中と言います。

脳卒中は

●脳梗塞:脳の血管の詰まり
●脳出血:脳の血管の破れ
●くも膜下出血:脳動脈瘤が破裂して出血

に分かれます。

脳卒中の中で一番多いのが脳梗塞で約7割
次に多いのが脳出血で約2割
くも膜下出血は約1割です。

脳卒中の原因

脳卒中にかかりやすいと言われているのは

●高血圧の人
●糖尿病の人
●脂質異常症の人
●不整脈の人
●肥満
●喫煙(ヘビースモーカー)

です。

一般的にこれらの症状の人の血液検査を
してみると血圧や血糖値などの項目が高く

血液がドロドロ状態になっていることが多いです。

関連:血液ドロドロとは?検査の数値や考えられる病気や症状について

これらの人は動脈硬化がすすみ
脳梗塞などの脳卒中を起こしやすいので
注意が必要です、。

また運動不足や飲酒の量が多い人、
家族が脳卒中にかかった人がいる場合は

脳卒中にかかる危険性が高いと言われています。

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脳梗塞

脳梗塞の症状と特徴

脳卒中の7割を占める脳梗塞は
脳の血管が詰まって起こりますが

詰まり方には二つのタイプがあります。

動脈硬化を起こして血管が詰まる脳血栓症

心臓などでできた血栓が運ばれて脳の血管をふさぐ
脳塞栓症です。

脳血栓症はさらに太い動脈に起こる
アテローム血栓性脳梗塞

細い血管に起こるラクナ梗塞に分けられます。

症状はいずれも同じで舌がマヒして
ろれつが回らなくなったり、

身体の片側の手足がマヒしたり、
感覚の低下やしびれがあげられます。

違いはアテローム血栓性脳梗塞の方が
症状が強く、意識障害、言語障害視野障害など

重要な機能に損傷を与えることです。

心原性脳塞栓症は脳の太い血管が詰まり
大きな梗塞を起こすので、もっとも重症です。

また脳梗塞には一過性脳虚血発作という
前兆をともなう場合もあります。

脳の血行が悪くなり、手足のしびれやマヒ、
ろれつが回らない、目が見えにくくなる
などの症状が見られ、

多くは5分~20分位で長くても24時間以内
症状は消えますが、

一過性脳虚血発作を放置しておくと数年以内に
20~30%の人がその後大きな脳梗塞の発作を
起こすことが報告されています。

一過性脳虚血発作を起こしたら症状が戻っても
すぐに病院(神経外科、脳神経外科など)で
診てもらってください。

その他軽い脳梗塞を起こし、そのときは詰まった
血栓が自然に溶けて流れますが、

数日後、この弱った動脈から血液が染み出し
脳梗塞が悪化することがあり(出血性脳梗塞

心原性脳塞栓症でもっとも多く見られます。

軽い脳梗塞でもその後には注意しましょう。

くも膜下出血

くも膜下出血の症状と特徴

頭を強く殴られたような激しい頭痛が生じ
おう吐やけいれんを起こして意識が低下します。

重症の場合は呼吸困難に陥るのが典型的な
症状です。

出血量が少ない場合は頭痛や頭重、おう吐などの
軽い症状だけの場合もあります。

また頭痛ではなくひどい肩こりを感じたり
首の付け根からうなじのあたりにかけて痛みを
感じたりするケースもあります。

軽症の場合は発症してすぐに治療を開始できれば
治療後の経過も良いことが多いので
気づいたらすぐに救急車を呼びましょう。

 

重症の場合は即死することもあり
死亡率も30~40%と脳卒中の中でもっとも
高い病気です。

脳出血

脳出血の症状と特徴

ふだんから血圧が高い人で前触れもなく
突然手足の動きが悪くなる、ろれつが回らない

口角が下がりよだれが出る、頭がガンガン痛む
めまい、おう吐を繰り返す、大きないびきをかいて
眠るという症状を示します。

脳出血の原因

高血圧を持つ人に多くみられるのは動脈硬化
もろくなった血管に高い圧力がかかり、

血管が膨れて微小動脈瘤をつくり、
それが破裂するためです。

脳の動脈や静脈の形態異常、血管の病気
血栓防止薬の常用で起こることもあれば

原因がはっきりしないこともあります。

脳出血の治療

脳出血の中でも多いのが運動や感覚をつかさどる
神経が通る部分から出血し、

片方の顔とか手足が麻痺(まひ)するような
出血です。

この場合、症状が中等度より軽ければ
内科的治療を行います。

手術をする場合は血腫まで細い針を入れて
血液を吸収します。(血腫吸引術)

重度の出血は手術をせず内科的治療を行いますが
助からない場合もあり、助かっても植物状態に
なることもあります。

 

脳卒中後遺症

脳卒中後遺症の症状と特徴

問題になるのは身体麻痺、しびれなどの運動機能障
ろれつが回らないなどの言語障害

脳卒中の後に現れる意欲低下・無感動などの
血管性うつ病

夜間に大声をだしたり暴れたりする夜間せん妄
激しい物忘れ

感情の起伏が激しい感情失禁などをともなう
脳血管性認知症です。

脳卒中で倒れても一般常識は保たれ、
自分が病気だという意識がはありますが

精神的な動揺が強く、不眠なども生じ
社会活動に消極的になりがちです。

脳卒中後遺症の治療法

発病後1か月を過ぎたら
回復期リハビリテーション病院で

運動機能回復、言語機能回復の訓練を
3~6ヶ月を目標に設けます。

また脳卒中の誘因となった高血圧症
糖尿病脂質異常症については

薬物療法でじっくりと治療します。

日常生活では禁煙し、お酒の飲みすぎも避け、
入浴は高温を避け、かならず家族が付き添い

トイレも大便の時は力んでしまい
脳の血管を刺激する可能性があるので
注意が必要です。

血管性うつ病は他の症状に隠れて
見逃しやすいのですが、

意欲低下などの症状から早期に発見し
抗うつ薬で治療することが大事です。

うつ状態が改善すると認知症も改善されることが
多く、日常生活によい栄養を与えます。

夜間せん妄は夜、幻視、幻聴などが現れ、
日ごろの不安なども加わって生じると言われます。

この場合は抗精神病薬を服用します。

脳血管性認知症はアルツハイマー病ほどの
人格の変容はありませんが

症状に応じて抗認知症薬を用います。

脳卒中で倒れた人への対応

家族や知人が突然倒れ、脳卒中の疑いがある時は
すぐに119番に連絡をして救急車を呼びましょう。

患者の意識がもうろうとしておう吐を繰り返して
いるときは、汚物で窒息しないように

横向きにして口の中の汚物を除き、
衣服をゆるめて静かに寝かせます。

身体を起こしたり、首を曲げたり
飲食物を与えてはいけません。

意識がなく、あえぐような呼吸をしている時は
アゴが天井に向くように頭を反らせ気道を
確保します。

階段など平行でないところに倒れた場合は
できるだけ首を曲げないように

腰と水平になるようにして、安全な場所に
運ぶようにしましょう。

まとめ

脳卒中は高血圧などの症状や
糖尿病などの持病がある人、

また偏った食生活やタバコの吸い過ぎ、
運動不足などが原因です。

脳卒中は症状が重いと死に至る可能性があるので

原因に当てはまる方は生活習慣を見直すように
しましょう。

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