
喘息は激しい咳が出てとても苦しいですね。
喘息の症状や原因を理解しておくことは
実は大事なことなのです。
それを通じて、少しでも症状を和らげるための
対策を立てることができるからです。
そんな喘息ですが最近は大人になってからかかる
場合も多いようです。
原因はアレルギー?それともストレスでしょうか?
喘息の症状
喘息の人の気管支は、いつも炎症が起こっています。
このため気管支はとても敏感で、
ホコリなどのちょっとした刺激にも反応してしまい
●気管支を取りまく筋肉が収縮し、空気の通り道が狭くなる
●気管支の粘膜がむくむ
●痰(たん)が増える
という3つの変化が起こります。
そして、これらの変化によって…
●呼吸のたびに喉がヒューヒュー、ゼーゼーと鳴る(喘鳴)、
●咳が出る
●息苦しい
●胸が痛い
などの苦しい症状が生じるのです。
喘息の原因
喘息のもともとの原因は先にお話ししたように
気管支の慢性的な炎症です。
そこに外部から刺激が加わることで、発作が誘発されるのでしたね。
誘因
では、誘因‐発作を誘発する物質‐にはどんなものがあるのでしょうか。
実は喘息は誘因の観点から、アトピー型喘息と、非アトピー型喘息に
区別されるのです。
アトピー型喘息とは、血液検査によって、
その人の発作を誘発するアレルゲン(原因物質)が
何であるかを特定できる喘息のことです。
アレルゲンには
ホコリ、ダニ、ペットの毛やフケ、花粉、カビ
などがあります。
非アトピー型喘息とは
血液検査をしてもアレルゲンが見つからない、
つまり発作の誘因が分からない喘息のことです。
恐らくこの喘息の場合は、様々な環境刺激が絡み合って
発作が引き起こされるのだろうと考えられています。
環境刺激とは…
●たばこの煙
●車の排気ガス
●工場の排煙
●冷たい空気
●食品添加物
●住宅建材(接着剤、塗料など)
●香水の匂い
などです。
こんな風に2種類の喘息は、それぞれ異なる誘因によって
発作が引き起こされるのです!
大人の喘息が増えている?原因はストレス?
ところで喘息は、子どもの病気というイメージがありましたが
近年大人の喘息が増えているのです!
子どもの頃、喘息だった人が再発する場合もあれば、
大人になってから初めて喘息にかかる場合もあります。
データによると
大人になってから初めて発症し、
かつ非アトピー型喘息の人たちが半数以上を占めています。
中でも40代~50代で発症する人が目立ちます。
このような現象がみられるのは何故でしょうか??
現代の複雑な社会のしくみの中では、
大人は多くのストレスを抱えています。
また、職場での長時間労働も問題になっていますね…
このような状況のもとで、ストレスを溜めこんだり、
過労が続いたりすることで、
喘息に罹りやすくなってしまうのでは…
と考えられているのです。
特に40代~50代では、職場で責任の重い役職に就き、
仕事のノルマも増えます。
家庭では、子どもの教育費が家計を圧迫します。
また親の介護にも追われるようになります…
この年代では、ストレスや過労がかなり深刻となりますね…
このため、喘息をより発症しやすくなるのだと思われます。
一昔前までは、見られなかった現象ですね…
まとめ
喘息について
1.症状
喘鳴、咳が出る、息苦しい、胸が痛い…
などの症状がみられます。
2.原因
もともとの原因は、気管支の慢性的な炎症です。
3.誘因
アトピー型喘息の場合
特定のアレルゲン(ホコリ、ダニ、etc.…)によって誘発されます。
非アトピー型喘息の場合
様々な環境刺激(たばこの煙、車の排気ガスetc.…)が
絡み合って引き起こされると考えられています。
4.大人の喘息
近年、大人の喘息が増えています。
ストレスや過労によって喘息に罹りやすくなってしまうのでは
と考えられています。
辛い発作を和らげるには、
・もともとの原因である気管支の炎症を鎮めること
・その人にとっての誘因をできる限り避けること
・発作が起こってしまったときの対処法を考えておくこと
などが大切です。
下記では喘息の治療法や改善策を
紹介していますので参考にしてくださいね。
喘息の治療と対策~確立された治療法とすぐに活用できる改善方法!~