
甘酒が最近ブームになっているのをご存知ですか?
甘酒は腸内環境を整えて便秘を解消するなど健康や
美容に良いのはもちろん疲労回復や夏バテ防止にもなり
最近では多くの芸能人やモデルの方も飲んでいる
ようですね。
甘酒は「酒」という言葉からアルコールが
入っていると思う方も多いかもしれませんが
実は甘酒は酒粕を原料に使用するのと米麹(こめこうじ)を
使用する2種類があり
米麹で作る甘酒はアルコールは含まれていませんし
砂糖も使用しないので、お子さんにはもちろん
お酒が苦手な人も飲みやすいです。
今回は米麹を使用する甘酒のおいしい作り方を3つ、
そして失敗しないポイントについて紹介します。
目次
甘酒の簡単でおいしい3つの作り方を紹介します
米麹を使用して作る甘酒の基本の作り方から応用編まで
3つ紹介します。
甘酒は簡単に作れるのですが、失敗するとすれば
温度管理の部分なので、
そこは炊飯器を利用して調整するようにしましょう。
①米麹で作る基本の甘酒の作り方
材料4人分
●米麹 500g
●炊いたご飯(またはおかゆ)2~3合(約700~1kg)
●水 1,000~1,200ml
※ご飯は白米で良いですが、健康のために
玄米を使用したり、
もち米にすると甘みが増すので、
好みに合わせて選んでください。
作り方
1 米麹をもみほぐす
2 炊いたご飯を60℃くらいまで冷やす
3 米麹、ご飯、水を合わせる
(水は好みで加減する)
4 50~60℃で保温する。
炊飯器の保温機能を使う時は
必ずフタを開けるようにしましょう。
その際にふきんなどをほこりよけとして
かけるようにしてください。
5 5~6時間ほどで完成します。
冷めたら容器に入れて冷蔵庫で保存します。
おいしく飲める期間は冷蔵庫で1週間程度です。
②米麹と水だけで作る濃縮甘酒
米麹と水だけで濃厚で甘みが強い甘酒ができます。
デザートのようなおいしさです。
材料 4人分
●米麹500g
●水500ml(乾燥麹を使用する場合は多めに)
作り方
1 米麹をもみほぐす
2 米麹に水をひたひたになるように
合わせる
3 50~60℃で保温する。
炊飯器の保温機能を使う時は
必ずフタを開けるようにしましょう。
その際にふきんなどをほかりよけとして
かけるようにしてください。
4 1時間おきにかきまぜる。これを繰り返し
3回目くらいに麹と水がなじんでやわらかくなったら
(これを糖化といいます)、そのまま置いておく
5 6~8時間ほどで完成です。
冷めたら冷蔵庫で保存しましょう。
保存期間は冷蔵庫で1か月と基本の作り方よりも
長持します。
③低温発酵のすっきり甘酒
冷蔵庫で10日間ほど低温発酵させて作る甘酒は
さわやかな酸味が特徴のすっきり甘酒です。
長期保存が可能なので毎日少しずつ飲むのも
おすすめです。
材料 2人分
●米麹200g
●炊いたご飯(またはおかゆ)1合(約350g)
●水 500ml
作り方
1 米麹をもみほぐす
2 炊いたご飯を60℃まで冷ます
3 米麹、ご飯、水を合わせる
4 容器に入れて、フタをして冷蔵庫で発酵させる
5 4~5日に一度かきまぜる
6 10日ほど置いて完成です
さらに1か月ほど冷蔵庫に置くとさわやかな
酸味が出ておいしくなります。
甘酒の失敗しないためのポイント
甘酒の作り方自体は簡単なのですが、
ポイントを間違えると失敗してしまいます。
きっちりとポイントを押えましょう。
①米麹の選び方と使用量
米麹には生麹と乾燥麹があります。
●生麹はそのまま使用できるのですが保存期間が短め
●乾燥麹は水に戻して使用しますが保存期間が長い
という特徴がありますが、どちらでもおいしく作ることができます。
また米麹は色々なメーカーが販売していますが
それぞれ特徴があり
同じように作ったつもりでも甘みが風味がかなり違う場合が
あります。
私も色々試してみましたがおすすめは
「鶴味噌醸造 乾燥米こうじ」です
ここの米麹は甘みもしっかりあり、クセもないので
甘酒にピッタリです。
創業明治3年と伝統のある会社の米麹なので
安心ですね。
米麹の使用量に関して、
今回紹介した甘酒の基本の作り方では
●米麹 500g
●炊いたご飯(またはおかゆ)2~3合(約700g~1kg)と
紹介しましたが
たとえば鶴味噌醸造の米麹の商品パッケージに載っている
甘酒の作り方では
●米麹 500g
●温かいご飯200g
と書いてあります。
ただこれですと米麹の量が多く、失敗することもあります。
実際はこれより少なくても、おいしい甘酒は作ることが
可能です。
実は基本の作り方で紹介した米麹の量も
一応一般的な量を載せましたが、
お米が2合の場合は半分以下の200~250gでも
おいしく作ることができます。
これは米麹の種類にもよると思いますが
お米2合で米麹100gでも、濃厚ではなく
さらっとした感じの甘酒でしたが十分に
おいしかったです。
米麹の量は基本の量を把握しておいて
あとは自分の好みで量を減らしてみることをおすすめします。
②温度管理
炊いたご飯を60℃くらいに冷ますのは見た目では
なかなか温度がわからないので難しいですね。
これを誤って70℃以上のご飯に米麹を混ぜてしまうと
麹に含まれる酵素は温度に弱いので
きちんと発酵することができません。
ちゃんと温度計で計ってから混ぜるようにしましょう。
1,000円以下で色々なメーカーが販売していますので
一つ持っていると便利ですよ。
炊いたご飯の温度と一緒に大切なのが
炊飯器の保温温度ですね。
メーカーによっては保温の温度管理ができる
炊飯器もあるので、
その場合は60℃前後に調整すれば良いのですが
象印のようにホームページを見ても説明書にも
書いていない商品もあるので、
この場合は何度で保温しているのか不安になると
思います。
そのためにもクッキング温度計で1~2時間おきに
温度が変化していないか確かめるようにしましょう。
何度も確かめるのが面倒という場合は
ヨーグルトメーカー(または甘酒メーカー)という
商品があります。
例えばこちらの「マルコメ 甘酒メーカー糀美人」は
保温・タイマー機能で発酵に最適な温度(20~55℃の一度単位)
を一定(1~48時間の1時間単位)に保つことができるので
甘酒だけでなく、ヨーグルトや塩麹などの発酵食品を
作ることができるのでおすすめです。
まとめ
市販の甘酒は色々販売されていますが
安い甘酒は酒粕が使用されていて
アルコールが入っていたり、砂糖も入っている
商品が多いです。
一方で無添加の砂糖が入っていない少し高めの
甘酒もありますが
実は衛生上殺菌処理のために70℃以上で
加熱している商品がほとんどなので
一番おすすめなのは手作りの甘酒です。
市販の高級な甘酒よりも半分以下の価格で
作る事が可能ですので
ぜひ手作り甘酒を作って健康・美容のために
毎日飲むようにしましょう。
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