
最近、ナッツ類が健康によいと
話題になっていますね。
それぞれナッツの種類によって、
栄養や効能が違っているのは、ご存知ですか?
特にマカダミアナッツには他のナッツはない、
美容にうれしい栄養成分も含まれています。
今回は、意外と知られていない魅力的な
「マカダミアナッツ」の効果や効能について紹介します。
目次
✿マカダミアナッツとは?
オーストラリア原産の「ヤマモガシ科 マカダミア属」に
属する常緑樹の殻果 (ナッツ)です。
6000年ほど前から亜熱帯雨林に自生していたといわれ、
オーストラリアの先住民であるアボリジニーは、
古くから民間薬として利用してきました。
薬ということはマカダミアナッツに体に良い
成分が入っているとこが、昔の人はわかっていたのですね~。
また、マカダミアの木は7~10年毎にしか実をつけず
数があまり取れないため
「世界でもっとも高価なナッツ」と言われています。
✿マカダミアナッツの栄養成分と効果効能
◎フィトケミカル
マカダミアナッツには、数種類のフィトケミカル(抗酸化物質)
が含まれています。
ポリフェノール、アミノ酸、セレニウム、
フラボノイドなど、
多様なフィトケミカルが、活性酸素を消去し、
生体組織を酸化と損傷から守る上で大きな役割を
果たしてくれています。
活性酸素は、ガンや心臓血管系の病気を
はじめとする生活習慣病、
老化に大きく関わっていると考えられているため、
活性酸素を除去してくれるフィトケミカルは、
私たちの健康にとって、とても重要なものと
位置づけられています。
その種類は何千種類にもおよび、その研究が近年
急速に進んでいます。
◎コレステロールを下げる
マカダミアナッツには、血中総コレステロールと
悪玉コレステロールを下げると考えられている、
フィトステロール(植物由来ステロール)が
含まれています。
◎バランスのよい必須アミノ酸
たんぱく質は、私たちの体内で
筋肉や結合組織、髪、爪を作り、
血液の一部であり、
生命を維持するために不可欠な栄養素です。
マカダミアナッツに含まれるたんぱく質は
必須アミノ酸と非必須アミノ酸からなっています。
マカダミアナッツは必須アミノ酸
(体内で合成できないアミノ酸)を
全種類含んでおり、そのほとんどが最適な量です。
✿マカダミアナッツだけに含まれる「パルミトレイン酸」
「パルミトレイン酸」は植物の中では唯一マカダミアナッツに
だけに含まれている成分です。
◎脳の若返り
脳は限られた栄養素しか通しませんが、
「パルミトレイン酸」は脳血管の奥に入り込めるので、
脳血管の再生・修復機能を高める働きがあります。
また、脳血管を丈夫にして脳卒中を防いでくれる効果も
期待できます。
◎美肌効果
「パルミトレイン酸」は、人間の皮膚に
含まれている成分によく似ています。
この成分は乳幼児の皮脂に多く、加齢による皮脂減少と
共に少なくなってしまうのですが
マカダミアナッツを摂取して「パルミトレイン酸」を補う事は、
美肌作りに非常に効果があると考えられています。
また、マカダミアナッツから搾取したオイルは、
肌への浸透性が優れているため、
マッサージオイルやスキンケアオイルとしても
利用されています。
◎糖尿病予防
「パルミトレイン酸」は、糖尿病との関連性が、
近年注目されています。
血液中の「パルミトレイン酸」の濃度が高いと、
インスリンが活発に働く事が分かっています。
「パルミトレイン酸」が肝臓での脂質代謝を促し、
さらに膵臓の機能を向上させる事が
要因だと考えられています。
このような貴重な脂肪酸が入っている
マカダミアナッツは食用油としても
近年人気が高まっています。
体に悪いサラダ油を使用しているのであれば
ぜひ健康に美容に良いマカダミアナッツオイルに
替えましょう。
マカダミアナッツは太る?ダイエットは可能?
マカダミアナッツはカロリーが高くて
食べ過ぎるとニキビができやすいので
脂質も多いと思っている人も多いですね。
実際にマカダミアナッツは100g当たり720kcalと
ナッツ類の中でもカロリーが多く、
脂質も他のナッツと比べると多い部類に入ります。
ただ脂質というと体に悪く太るというイメージしかないですが
マカダミアナッツの脂質の約6割はオレイン酸です。
オレイン酸はオリーブオイルに多く含まれている
脂肪酸で
体内の酸化や活性酵素を防ぎ脳や体の細胞を
健康にする
血液をサラサラにする
悪玉(LDL)コレステロールを減少させる
動脈硬化・心筋梗塞の予防
便秘解消
胃酸過多や胃潰瘍の予防
などの効果が期待されています。
その他にも先程紹介したようなパルミトレイン酸の
ような美容や健康に良い脂肪酸もあります。
脂質というとどうしても悪いイメージがありますが
適量であれば、むしろ健康や美容に良いです。
それではマカダミアナッツでダイエットが
できるのかというと、
ナッツは硬くて、独特のかみ応えがあり
かむ回数が増えると満腹中枢が刺激されるので
お腹いっぱいに食べなくても満足できる
ようになります。
そのうえマカダミアナッツにはビタミンやミネラル、
アミノ酸など栄養成分が豊富ですし
脂質もオレイン酸など体に良い脂肪酸が含まれているので
1日の摂取量を25gと守って食べることができるのならば
ダイエットも可能です。
マカダミアナッツを片手に軽く1杯分程度(約13粒)です。
ただナッツ類は食べ出すと止まらない人
(私のことですが)がいるのと
マカダミアナッツ1種類だけでは味が
飽きる可能性が高いので
ダイエットする場合にはいくつかの
ナッツを組み合わせて食べることを
おすすめします。
詳しくはナッツの種類別の効果効能とダイエットに効く食べ方や方法について
を参照してください。
マカダミアナッツの正しい選び方
やはり新鮮なものほど、栄養価高いです。
マカダミアナッツの正しい選び方はまず
①殻付き、あるいは殻無しどちらにするのか
殻付きの方が新鮮なものが多いですが
専用の器具で殻を割らないといけないのが面倒です。
手間が苦にならない方は、ぜひ殻付きを選んでください。
ただ殻付きは食べられない殻の部分も含まれた
重量なので
「殻付き」と「殻無し」で同じ重量でも
殻無の方がたくさん食べられます。
面倒くさくなくて、たくさん食べられる
殻無しの方が人気があります。
②無塩・無添加・無植物油のものを選ぶ
味がおいしいのは塩がついていている
ものですが、
このようなタイプはついつい食べ過ぎて
しまいますし、
体に悪い油を使用しているので
必ず無塩・無添加・無植物油のものを選ぶとよいでしょう。
③ロースト又は生どちらを選ぶ?
これに関してはどちらでも良いです。
生の方が新鮮ではありますが、
油を使わず素焼きであれば
ローストでも問題ありません。
味は個人の好みによりますが
私はローストの方がおいしいと
思います。
私の好きなマカダミアナッツは
私はローストが好きなので
これを選んでいます。
マカダミアナッツ 1kg 素焼き 無添加 ロースト 無塩 無植物油 マカデミアナッツ
またミックスナッツでダイエットをする際に
おすすめなのは
こちらの4種類のミックスナッツです。
マカダミアナッツの他にアーモンド、クルミ、
カシューナッツも含まれています。
●抗酸化成分のビタミンEが多いアーモンド
●オメガ3脂肪酸(αリノレン酸)が多いクルミ
●疲労回復成分ビタミンB1が多いカシューナッツ
これらを一緒に摂ることでマカダミアナッツに
足りない栄養分も補えますね。
もちろん無塩、無油、無添加の製品です。
無添加・無塩・無油 最高級ミックスナッツ 4種類のナッツ 1kg入り
まとめ
マカダミアナッツはカロリーが高く
脂質が多いですが、
健康や美容に良いパルミトレイン酸など
良い脂ですし、
ビタミン類、ミネラル、アミノ酸など
さまざまな栄養成分が含まれているので
適量(1日25g)を守るのであればダエイットも
できます。
ただしマカダミアナッツならば何でも良いのではなく
無塩・無植物油・無添加のものを
選ぶようにしてください。
アーモンドなどと違って数年に1回しか実をつけない
マカダミアナッツをありがたくいただきましょう。