あきらめない!赤ら顔の原因。状況に合った改善方法をみつけること
顔の広い範囲や、頬や鼻などの目立つところが赤くなっている状態を「赤ら顔」といいます。
その原因はさまざまです。赤ら顔はメイクでもなかなか隠せなくて悩みの種になっていませんか?
赤ら顔の原因を知って、適切な改善方法をしないと悪化することもあります。
ここでは主な原因と適切な改善方法をご紹介していきます。
目次
赤ら顔の原因は主に2つ
赤ら顔と言ってもその原因はたくさんあります。その中でも多く見られる主な原因は2つ
あげられます。
「毛細血管拡張症」と「酒さ」です。
それぞれ普段あまり聞かないものだと思います。もう少し詳しく説明していきます。
「毛細血管拡張症」
名前のとおり毛細血管が拡張してしまうことです。
毛細血管は拡張と収縮を繰り返しながら、血管内の血液の量などを調整していますが、何かの原因で拡張したままになってしまうことがあるのです。通常より血管が太く拡張しているので肌の表面には透けて赤ら顔に見えてしまうのです。
⦁ 気温差により毛細血管の拡張
⦁ ニキビによる炎症
⦁ 皮脂による炎症
⦁ アルコールや香辛料などの過剰摂取
「酒さ」
皮脂腺の異常発達がきっかけとなり、鼻を中心とした頬や眉の間の皮膚が、赤みを帯びてしまうことです。
それが、お酒を飲んだ状態に見えてしまうのが特徴で慢性的に皮膚が炎症を起こして赤くなってしまうのです。
またこの「酒さ」は30歳代以降に発症するのが多いといわれています。
ほてりが伴う場合があるといわれています。
毛細血管拡張症の改善を知ろう
毛細血管拡張症の赤ら顔の場合、気をつけなくてはいけないのが、
「皮膚への刺激」「気温の変化」「自律神経の乱れ」です。
これらに気をつけていかないと、さらに悪化してしまうこともあります。
「皮膚への刺激」
皮膚を薄くしてしまうピーリングや、スクラブなどがそうです。
また拭き取りタイプの化粧水やクレンジングなどもダメージがありますので避けたほうがよいでしょう。
できればスキンケアは「赤ら顔」に対応しているものをおすすめします。
「気温の変化」
気温の寒暖の差が激しいと悪化させる原因になります。夏ならばエアコンは最小限に利用しましょう。
冬の外出のときはマスクやマフラーで顔を守るように気をつけましょう。
寒暖の差の激しさに毛細血管が頻繁に収縮と拡張を繰り返すことになり、拡張したまま戻らなくなることになる場合があるからです。
「自律神経の乱れ」
毛細血管の収縮や拡張は、自律神経が担っているということをご存知ですか?
緊張した時に顔が赤くなったりしますよね?それは自律神経が一瞬乱れて起こります。
自律神経を整えるには、ひとつの方法として腹式呼吸が効的といわれています。
ちょっとした時間でできるので楽な姿勢で下腹部に手を当てながらゆっくり呼吸するだけでOKです。
1日1回5~10分ではじめてみましょう。
酒さの改善方法を知ろう
酒さで赤ら顔の場合は、皮膚が熱をもってしまったり、刺激を受けたりすることで、さらに悪化することがあります。
また、酒さは、肌荒れではなく、皮膚の病気です。まずは皮膚科を受診しましょう。
受診後、自身でできることは「直射日光には当たらないこと」です。
日焼け止めは、年間必須です。大敵は紫外線ですから、曇っていても忘れずにつけましょう。
また食生活の改善も酒さの場合は特に必要です。脂分の多いものは避けて、皮脂の分泌量を抑制する働きがあるビタミンC(果物など)を摂る習慣を。酒さの改善だけでなく美肌にも効果があります。
また激しい運動や、長時間の入浴も避けましょう。皮膚が熱をもち、酒さの悪化の原因になります。
運動や入浴のあとは、できるだけ早く体をクールダウンさせることが、酒さの場合は大切です。
まとめ
- 赤ら顔の主な原因は「毛細血管拡張」と「酒さ」この2つの原因を理解しましょう。
- 毛細血管拡張症の改善法は「皮膚への刺激」「気温の変化」「自律神経の乱れ」腹式呼吸を取り入れてリラックス。
- 酒さの改善法は、まずは「皮膚科への受診」。治療とケアを上手にすすめていくこと。
赤ら顔が、どちらのタイプかわからない場合、自己判断せずに、まず皮膚科を受診しましょう。
早め早めに合ったケアをしていくことが大切です。
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