
万能なお野菜の「ブロッコリー」。
クセがないのでいろいろなレシピに加えやすいですね。
食感もよく、食べ応えもあるので、そのまま茹でても、蒸しても美味しくいただけます。
このブロッコリーが、今注目を浴びていることご存知ですか?
豊富な栄養素が詰まっており私たちの体にとてもいい「万能で最強なお野菜」だということを少し詳しくご紹介していきます。
目次
「ブロッコリー」の自己紹介
原産
地中海沿岸です。
近年では中国、インド、アメリカ、スペインでも生産されています。
生産
日本では、埼玉県、愛知県、北海道、群馬県など。
年々生産、出荷、消費も増加傾向にあります。
和名
「みどりはなやさい」見てのとおりですね。
豊富な栄養素とは
ビタミン類
ビタミンA、B群、Cなどが含まれています。この中でもとくにビタミンCがブロッコリーには多く含まれています。
このビタミンCには、コラーゲンの合成にも関連している栄養素です。また抗酸化作用もありますので、活性酸素の攻撃から肌を守り、酸化から老化することを防いでくれるアンチエイジング効果もあるこころ強い野菜です。
ビタミンCの量もレモンのおよそ2.5倍といわれています。
ミネラル・繊維質
豊富なミネラルがバランスよく含まれています。その中でもマンガンがとくに多く含まれています。
また腸の動きを活発にする繊維質も豊富に含まれています。
β―カロテン
人参などの緑黄色野菜に多く含まれている栄養素です。抗酸化力の強い成分のひとつといわれています。
またβ―カロテンは体内でビタミンAに変換することができ、目の健康や粘膜、皮膚の健康を保つビタミンAの効果を発揮する栄養素です。
ルテイン、ゼアキサンチン
それぞれ緑黄色野菜やスピルリナなどに多く含まれているもので、抗酸化作用があり、目の病気の予防や健康を保つ効果があるといわれて期待されています。
ファイトケミカル
植物由来の物質で、植物が紫外線や有害物質、害虫から自身を守るために作り出している物質だといわれています。強い抗酸化作用などがあり、いろいろな病気を予防する効果があるといわれ、とくに最近、抗がん作用があるといわれて注目されている成分です。
魅力的な効果
強力な抗酸化作用
体の細胞やDNAを傷つける可能性がある活性酸素を無効化にしてガンや生活習慣病からの予防に効果があるといわれています。
美白、美肌、アンチエイジング効果
体内に過剰に発生した活性酸素の攻撃から肌細胞を守る効果や、肌が酸化して老化することを防ぐアンチエイジング効果があります。
肝機能を高める効果
ブロッコリーの中に含まれている解毒酵素の働きを高めるスルフォラファンが肝機能の向上を助ける効果があるといわれています。
胃腸の健康を保つ効果
ブロッコリーの中に含まれているスルフォラファンには、胃腸系の主な原因菌といわれるピロリ菌に対する殺菌効果があるといわれています。
また、食物繊維も豊富に含まれているブロッコリーはデトックス効果もあり腸内環境を整えてくれる効果もあります。
目の健康を保つ効果
β―カロテンはビタミンAに変換する働きがあり、夜盲症や眼精疲労の予防などの目の健康を保つ効果があるといわれています。また、ルテインやゼアキサンチンも含まれているので、紫外線などが原因で目が酸化して視力低下をおこしたり、白内障、緑内障などの目の病気やトラブルを防ぐ効果があります。
貧血を予防する効果
ブロッコリーには多くの葉酸が含まれています。葉酸はビタミンB群の一種で赤血球の形成を助ける作用があります。また鉄分も含んでいるので貧血予防の効果が期待できるといわれています。
骨の健康を守る効果
ブロッコリーの中にビタミンKが含まれているのでカルシウムの骨への沈着を促す働きがあり、さらには骨からカルシウムが溶け出していくことを抑える働きがあるといわれています。
摂取方法は
ブロッコリーは茹でて食べることが多いとおもいますが。短時間で茹でなければせっかくの栄養が溶けだして半分も摂取できない場合もあります。とくにビタミンCとカリウムは水や熱に弱いので短時間で仕上げましょう。
茹でる前に切り分けて「茎が下に、ツボミが上」になるようにして20秒程度でひとつとり火の通りを確認。完全に火が通る直前であげてザルにあけ自然にさまします。
また蒸し器やレンジで蒸すほうが短時間ですむので栄養を損なう心配はありません。
また茹でたものを冷凍しておくことも可能です。冷凍前にきちんと水気を取っておくことに気をつければ栄養を失わずに調理することができます。
まとめ
- ブロッコリーの原産は地中海日本名は「みどりはなやさい」生産も出荷も、消費も上昇中の野菜。
- ブロッコリーの栄養素はとても豊富で優秀。ビタミン類やミネラルなどいろいろな栄養素が凝縮されています。
- ブロッコリーの魅力的な効果は主に7つ。アンチエイジングや美肌などの美容効果に限らず、胃腸や肝機能、生活習慣病、ガンまでに効果があると注目されています。
- 摂取方法もいろいろ。熱や水に弱い成分が入っているので短時間での調理がポイント。冷凍保存する場合もゆで上がったあとの水気をきちんととることを気をつけましょう。
ブロッコリーはとても優秀なお野菜です。またダイエット中でも不足気味の栄養をブロッコリーで補給できます。これからも注目されるブロッコリーを上手に摂取していきましょう。