
大豆を発酵させた味噌は、身体に良いと言われていますよね。
それは日本だけではなく、
今では世界中で、健康食品として味噌が注目されています。
特に八丁味噌が注目されている事をご存知ですか?
今回は話題になっている八丁味噌のブランド論戦の内容と、
テレビなどでも紹介されている、八丁味噌の特徴と効能をまとめました。
目次
八丁味噌のブランド論戦って何?
「GIマーク」をご存知ですか?
日本では、「伝統的な食品」「伝統的な農産物」を、
国の登録制度により、地域のブランドとして登録し、保護する仕組みがあります。
2017年12月に愛知県で八丁味噌が登録されたのですが、
ここで問題が発生したのです。
愛知県八帖町で作られた味噌だけが八丁味噌だと主張する
江戸時代創業の老舗2社
(江戸時代から続く製造方法で、木のオケで熟成させる)
愛知県が産地と主張する
愛知県内他のメーカーなどで作る組合
(金属製のタンクも認めた製造方法です)
登録が決定したのだから、仕方のない事!
と老舗2社が認める訳もなく、論戦になっていると言う訳です。
でもおかしくないですか?
「GIマーク」と言うのは、「伝統的な食品」とあります。
江戸時代から変わらぬ製造方法が認められないなんて…
と私は思います。(私の勝手な意見ですよ)
昔ながらの八丁味噌の特徴とは?
八丁味噌は、大豆と塩のみで水を少量しか使わない特徴があります。
手間も時間もかなりかかるので、
大量生産が難しいと言われています。
大豆のうま味を凝縮したと言えるほどの
- 濃厚なコク
- 渋味
- 酸味
- 苦味
八丁味噌と言うと赤味噌より色が濃い分、塩分が多いイメージがありますが、
実は他の味噌より、塩分控えめです。
塩分を気にされている方にはおすすめの味噌です。
またカロリーも控えめです。
大さじ1杯のエネルギーは、39㎉
水に溶かすとさらにヘルシーになると言うからビックリです。
味噌汁の場合、大さじ1杯のエネルギーは、25㎉となります。
昔ながらの八丁味噌の効能!
本来なら味噌を作る時、
大豆を煮て作るのですが、八丁味噌は大豆を蒸して作ります。
その為、「メラノイジン」と言う成分が溶け出す事がない為、多く含まれています。
メラノイジンとは
抗酸化作用が高いので、体内にある活性酸素を除去する働きがあります。
- メラノイジンの効果により、動脈硬化の予防・老化予防
- 糖分の吸収率を抑える為、血糖値の上昇を緩やかにする
- コレステロール値を下げる
- 糖尿病の予防
- 腸内環境を整え便秘予防
糖尿病による死亡率が少ないと言われています。
味噌として考えるなら、
女性ホルモンと似た様な働きがあると言われている、
大豆イソフラボンの存在を忘れてはいけませんよね。
最近では、生活習慣病やガン、骨粗鬆症の予防にも効果があると解明されています。
味噌自体も凄い効能がありますが、
それ以上に優れているのが、八丁味噌と言って良いと思います。
まとめ
- 昔ながらの製造方法で作った八丁味噌は、残していきたいですよね。
- 赤味噌と言うより黒味噌みたいな色ですよね。
- 八丁味噌の塩分が控えめな事にはビックリしました。
八丁味噌を料理に使った事ありますか?
私は今回、八丁味噌についてまとめてみて、
改めて八丁味噌の効能の凄さを知りました。
特に糖尿病予備軍の方や、すでに糖尿病の方には、
八丁味噌はおすすめだと思いますよ。
味噌には家庭ごとにこだわりがあると思いますので、
いきなり変えるのは無理だと思います。
しかし調味料として、
八丁味噌を加えてみるのも良いのではないでしょうか?